こんにちは。
我が家には、1000冊以上の児童書があります。
長男が生まれたくらいの頃から、コツコツ集め続け、毎月1万円は使ってきたでしょうか。
6年、7年と経つうちに、今ではすごい量の本棚になってしまいました。
せっかくなので、集めた中からおすすめの本を紹介していきたいと思います。
2週間に1回くらいのペースでおすすめしていきます。
はじめに
1000冊以上の中からどの本を紹介していくか、こちらもとてもわくわくしています。
前回はユダヤ人の絵本作家レオ・レオニの紹介をしました。
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今回は、レオ・レオニがアメリカで才能を見出したというエリック・カールの紹介をしたいと思います。
ちなみに、こちらが我が家のエリック・カール専用本棚です。
よくこんなに集めましたねえ。。。
エリック・カールについて
エリック・カールほど、日本で売れた外国人の絵本作家はいないでしょう。
代表作「はらぺこあおむし」は、歌にもなっているくらいです。
レオ・レオニは自分の思想をふんだんに盛り込んだお話を作っていくタイプに対し、
エリック・カールはほとんど思想といった思想を感じない話が多いです。
私も長いこと、彼の思想を感じられずにいました。
彼のことを思想はなくとも、絵がとても素晴らしい絵本作家と捉えていたのです。
しかし、ある一冊の本をきっかけに彼の根底には、強烈な反骨精神があることを知りました。
絵をかく かく かく

- 作者: エリック・カール
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2014/02/05
- メディア: 単行本
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エリック・カールは少年・青年時代をドイツですごしています。
ちょうどナチスの全盛期ですね。
ナチスは芸術を弾圧するタイプでした。
「ワグナーはいいけど、モーツァルトはダメ。」みたいな感じですね。
ちょうどその頃、ドイツには青い馬を描く画家がいたのですが、彼もナチスに否定されてしまったのです。
「馬が青いわけない」として、青い馬を描くことをドイツの民は禁止されてしまいました。
その頃、エリック・カールは学校に通っていました。
その学校の美術の先生がですね、ナチスに逮捕されることを覚悟で、青い馬の絵をエリック・カールに見せてくれたのです。
その絵は禁止されているわけですから、絵を持っていることがバレると即逮捕ですね。
その先生は、エリック・カールに青い馬を見せるために命をかけたわけです。
このことは彼の人生を間違いなく変えたでしょう。
「自由に描きたいものを描けば良いんだ!」
この本は、自由を制限するものに対する、怒りを込めた渾身の叫びのように、私には感じました。
本屋で読んだとき、即買いしましたね。
そして、エリック・カールの作品の中で最も好きな作品です。
もちろん我が子たちも大好きな一冊です。
翻訳も良いですね。
はらぺこあおむし

- 作者: エリックカール,Eric Carle,もりひさし
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1997/10/01
- メディア: ボードブック
- 購入: 8人 クリック: 60回
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言わずも知れた超有名作品です。
しかし、当初この本は、日本でのみ印刷されていたことをご存知でしょうか?
この本は特殊な本です。
食べ物のページが少しずつサイズが変わっていったり、あるいはページに穴をあけていたり。
この本の印刷は、当時のアメリカではできなかったのですね。
それで、出版技術の進んでいた日本で印刷しました。
今でこそ、飛び出る絵本や、その他いろんなタイプの面白い絵本が出版されていますが、当時はそんな絵本はなかったわけです。
この本は、そんな時代に作られた、エリックカールの新しい絵本へのチャレンジだったのです。
このチャレンジは、大成功をおさめました。
絵本業界での革命だったと思います。
我が子たちも大好きな、いえ、ほとんど全てのこどもたちが大好きな一冊ではないでしょうか。
ホットケーキできあがり!

- 作者: エリックカール,Eric Carle,Arthur Binard,アーサービナード
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: ハードカバー
- 購入: 1人 クリック: 62回
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この絵本、次男が大好きで大好きで、もう何回読んだか分かりません。
朝食にホットケーキが食べたい少年が主人公。ホットケーキ大好きな次男のハートを鷲掴み。
材料がないから集めてきて、と言われ、一つ一つ集めます。麦を狩って脱穀、からスタート。
出来上がる頃には確実にお昼過ぎてるってくらい、時間かかってる。
でも、やり方を教えてもらって、主人公は成し遂げます。
そんなこんなで出来上がったホットケーキを食べる瞬間は、本当に幸せそうです。
便利な世の中に生まれて、ホットケーキの材料も簡単に手に入る毎日。
でも、こんなに沢山の準備が必要だったんだ。食べ物の大切さ、人との繋がり、仕事の大変さ、色々感じさせられます。
この本読み過ぎて、私も小麦粉から作るホットケーキの方が美味しいと思うようになりました。
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