こんにちは。
我が家には、1000冊以上の児童書があります。
長男が生まれたくらいの頃から、コツコツ集め続け、毎月1万円は使ってきたでしょうか。
6年、7年と経つうちに、今ではすごい量の本棚になってしまいました。
せっかくなので、集めた中からおすすめの本を紹介していきたいと思います。
2週間に1回くらいのペースでおすすめしていきます。
はじめに
1000冊の中からどの本を選ぶか、毎回楽しんでいます。
前回は宮沢賢治の絵本を取り上げました。
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今回は、今大流行のヨシタケシンスケの絵本の紹介をしたいと思います。
ヨシタケシンスケについて
イラストレーターの仕事をしていたヨシタケさんが、2013年初めて出したオリジナル絵本作品『りんごかもしれない』が大ヒット。その年の数々の賞を総ナメ。
それから毎年のように何かしらの大賞を受賞されていて、本屋さんにも必ずヨシタケさんの絵本あるし、ご存知の方も多いと思います。
小さい頃から絵本に囲まれて育ったので絵本は好き。
でも、専門書などの本を読むのが得意でない為、下調べをして事実をまとめるということは、自分には出来ない、と。
そこで、想像できる範囲で作る!空想ならなんでもアリ!という自由さを軸に、自分なりの絵本を確立したそうです。
とはいえ、思いつきや閃きでは書かない慎重派。
まず常識を知る。すると何が起こると普通じゃないかが分かる。
そこからどう作るのが面白いか、理詰めで考える。
そして生まれた新しい見方、新しい発想に、絵本を通して子どもが気づけば、それは後々きっと役に立つ。
なるべく読者の知識量に関係なく、多くの人がおもしろいと思ってくれるものを描きたいというヨシタケさんの絵本から、2冊紹介したいと思います。
りんごかもしれない

- 作者: ヨシタケシンスケ
- 出版社/メーカー: ブロンズ新社
- 発売日: 2013/04/17
- メディア: ハードカバー
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「何か1つのモチーフをいろんな見方をしてみる」というお題が与えられ、ヨシタケさんが作った『りんごかもしれない』という作品。
りんごかもしれないってそーゆーことね!とページをめくるたびに予想外なのに、納得できる展開です。
子どもにはこういう感性をずっと持っていてもらいたいと思っているので、この絵本に出会えて良かったです。
教えられた物が全て正解じゃない。
与えられた物が全て正解じゃない。
地球人の当たり前は、宇宙人にはお笑いネタかもしれない。
そうじゃないかもしれない事なんて、世界には山ほどあるんだ、と。
そうして、どんどん想像力を膨らませて欲しい。
そこから深い思考が出来る子になってほしいと願います。
親だからといって絶対正しいわけじゃない。
我が家は、お母さんはこう思う、お父さんはこう思う、というように話すよう心がけてます。
もちろん、命に繋がる危ないことは有無を言わさないとして、生きていく上で色々な疑問は次々出てくるわけですから。
大人もそうだけど、子どもの方がそれを素直に表現出来るし、発想も固定概念に縛られていないですしね。
読み終わった後、りんごを切って中身を確かめたくなるかもしれない。
スーパーに売ってる沢山のりんごの中に、りんごの兄弟が混ざってるかもしれない。
絵本の世界のみならず、想像を膨らませて実世界に繋げて楽しめちゃう絵本だと思います。
このあとどうしちゃおう

- 作者: ヨシタケシンスケ
- 出版社/メーカー: ブロンズ新社
- 発売日: 2016/04/22
- メディア: ハードカバー
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死んじゃったおじいちゃんが遺した、『このあとどうしちゃおう』ノート。
死んだらどうしてほしいか、死んだらやりたいこと、死後の世界はこんな感じ、などが書かれていました。
おじいちゃんのノートの内容は、とにかく面白い。
かなりお茶目なおじいちゃんです。
とっても面白いんだけど、おじいちゃんの不安な気持ちも感じ取る、主人公の『ぼく』。
どんなところか分からない場所へ行かなければならない。
そんな気持ちを誰もが持っているから、とても共感できる絵本だと思います。
そして、『ぼく』もおじいちゃんの真似をして、同じようにノートを書こうとしますが、まずは生きている間にやりたいことがたくさんある!という結末です。
親子で一緒にこの絵本を読み、息子はすごく喜びました。
天国はなんて楽しそうなんだ!
嫌いなアイツのいる地獄はこんなところというページの、地味な地獄感が笑えます。
地獄のイメージ変わりますよ。
でも、読み終えて息子が言ったのは、ママと一緒がいい、と。
そりゃそうですね。
そっちの世界でママと一緒かどうかは分からない。
じゃあ、生きてる間、ママと今一緒にいるから、何したい?
うんうん、それから?
って、沢山お話しするきっかけになりました。
そうでなくてもお喋りな息子たちなので、ほっといてもひたすら喋ってくるんですが。
こういう絵本を読んで、いつもと違う話で盛り上がるのも大切な時間だなと思える一冊です。
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